エンタメ不感症の患部に巻く包帯

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バイオハザード/オペレーション ラクーンシティ(Xbox360版)

 

トレーラー


点数:55点
 
 
※オフ専のためオフラインモードのみプレイ
 
 

短評

 もっさりレスポンスとガッカリゲームバランスで拷問のようなストレスゲー。ただ、ゲームのコンセプトやアンブレラ社の私設部隊が主役という設定だけは好み。
 
 

極悪な操作性と狂ったゲームバランスはラクーンシティの混沌を表現している?

 
 発売順は逆ですが、先にバイオハザード6をプレイしていたため、ほとんど6をやった際の印象と同じで、元々システムが酷いのに、それをさらにアシストするかの様な狂ったバランス調整によってなぜかストレスを軽減させるどころか増幅させるという謎の仕様。
 
 6は弾が入手し辛いのに敵がやたら回避行動を取ったり体格が小さかったりで弾が当たり辛く、かつ固くて何発撃っても死なず苛々させられましたが、今作はそれのさらに上を行き、ヘッドショットがメインのゲームなのにレスポンスが極悪でエイムがし辛かったり、同じくエイムが満足に出来ないのに敵はこちらが対応できない様な素早い動きを見せ、かつ大量に湧くため、何度も周りを囲まれて為す術もなくフルボッコリンチされるという目も当てられない内容。
 
 その他にも挙げていったらキリがありませんが、あらゆる箇所が痒いところに手が届かない不完全さ。
 6と同じで敵が固めで中々死なずに苛々させられ、さらに一部クリーチャー(リッカーなど)は一時的にダウンしたのか死んだのかがイマイチ見た目で判断が付かず、倒れた後もしばらく動かないのを観察するか、軽く弾を浴びせて死亡確認をしなければいけない始末。
 常に4人行動なのに味方の(武器・スキル)セッティングが出来ず、さらに指示も一切出せないため全員好き放題動き、挙げ句に勝手にやられるだけ。
 地面に落ちているアイテムを拾おうとしてもカメラをかなり正確にアイテム方向に向けないと拾ってくれないというストレスフルな判定範囲の狭さに、レスポンスが酷いためいつもより重要性が増しているのにも関わらずお馴染みのクイックターンはなぜかスティックではなくLBボタン(Xbox360の場合)で行うという改悪っぷり。
 
 敵の兵士とゾンビを同一マップ内に配置し、敵兵士を撃って出血させ、ゾンビをけしかけたり、一部のスキルでゾンビや生物兵器を操って同士撃ちをさせるというコンセプトはハーフライフ2バイオショック、シンギュラリティなど、多くの作品で似たようなシステムを見かけますが、この部分はゾンビが大量に存在するというバイオハザードの世界観設定とシステムが自然にマッチしており良かったと思います。ですが、やはり操作性やバランス調整の甘さが全てを台無しにしており、結局面白いと感じるよりもストレスだけが先行する残念な結果に。
 
 同じバイオハザードでもリベレーションズシリーズは特にゲームバランスに問題を抱えていないため、今作と6のプレイが苦痛なレベルのとんでもバランスが余計際立って見えます。
 
 

アンブレラ社押し部分は大好き

 
 シリーズの2と3の裏側で起こっていた、ラクーンシティを巡るアンブレラ社の私設部隊U.S.S.(アンブレラ・セキュリティ・サービス)とアメリカ政府の部隊の衝突というアイデアはプレイする前はどうせ後付けのどうでもいい話だろうと思っていましたが、プレイしてみると割とそこは好印象で、驚かされました。
 
 理由は長年コツコツと知名度アップに勤しんできたアンブレラ社という企業のキャラが立っているため、アンブレラ社の精鋭部隊としてメタルギアソリッドフォックスハウンドもどきのようなマスクを付けたヘンテコな集団が出てくるだけでテンションが上がります。
 アンブレラ社のカリスマ性をやや低く見積もっていました。
 
 アンブレラ社の私兵となり、生物兵器開発の証拠隠滅工作や、会社にとって都合の悪い生存者の排除、そしてウィリアム・バーキン博士からGウィルスサンプルを奪取しろ、などの命令を受けミッションに挑むとなるとやはりシリーズファンとしてはウキウキです。
 これはアーマードコアの一作目で大企業に雇われ、企業の利益のために悪逆非道を尽くすという快感とそっくりで、堪らないものがあります。
 
 このアンブレラ社の私兵として悪事を働くという愉悦は是非何度も味わってみたいと思わせるほど黒い魅力に溢れ、最高でした。
 
 

まとめ

 
 2と3の(後付けの)バックヤードを覗きたい、もしくはアンブレラ社の手先になりたいという願望を持っていなければ特にプレイする価値も無し。
 
 

 

バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ

バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ

 
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