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エンタメ不感症の患部に巻く包帯

好きなものについて語るブログ

メダル・オブ・オナー/史上最大の作戦(PS2版)

 

プレイ動画


 点数:55点

 

短評

 新しめのFPSをプレイした後だとグラの汚さと操作性の悪さに不満多し。FPSとして若干の耐用年数切れ感があるが、操作性以外の点においては今プレイしても感心する箇所が多い。
 
 

デフォルトのキーコンフィグが酷い

 
 まず最初にキーコンフィグをいじり、最近のFPSやTPSに近いボタン配置に変更しないと直感的に操作し辛いです。初期だとリロードがR2ボタンだったり、□と○ボタンが次ぎの武器・前の武器に変更だったり、現在のゲームではあり得ないような配置に。
 
 自分はコールオブデューティに近い□でリロード、△で次の武器、○でしゃがむ・立つに変更。
 
 

操作性に難あり

 
 最大のネックとなるのはエイミング時のレスポンスの悪さ。元々PCでのマウス操作を無理やりやっつけでコンシューマ用に直したような鈍さです。右スティックだけではきつく、照準ボタン+右スティックでもまともに敵を狙って射撃できず、移動エイムも混ぜないと当てることすら困難(感度調節も不可能)。
 しかも当たり判定がやや厳しいのか、当たっている手応えを感じても実際は当たっていないことが多いです。
 
 ゲームパッドに対応していないPCのFPSゲームをパッドの信号をキーボードのそれに変換してくれるタイプのアプリケーションを介し、無理やりプレイする際のレスポンスがワンテンポ遅れるような感覚に酷似する不便さがあります。
 
 さらに、第二次世界大戦の時代の銃火器のため装弾数が少な目。その上リロード速度も体感的に遅く設定されており、エイミングが不便で、ただでさえ弾が当たらないのにすぐ弾切れで時間の掛かるリロードをくり返させられ、終始ストレスが溜まります。
 他のシューター系のゲームでは武器が複数から選択可能な場合、なにを差し置いても一番リロードが速い武器を選ぶくらいリロードが遅いことが苦痛な自分としては、この遅さは耐え難いものがありました。
 
 ただ、敵が弾切れした時もやたらリロードに時間が掛かり隙だらけになるため、「そうだよね。リロードに時間掛かってうんざりだよね」と、まるで鏡を見ているような、少し微笑ましい気分に。
 
 難易度は終盤は最低のイージーモードにしても高く、徐々に回復アイテムと敵の位置を記憶しなければならない死にゲーと化します。長めのステージ中にチェックポイントが存在せず、死ぬとステージの頭からやり直させられる仕様も高難易度に拍車をかけています。
 
 

作り手の志の高さが垣間見られる

 
 メニュー画面の遊び心や、ムービーという押し付ける様な演出ではなく、プレイヤーに主観的に状況を体感させる、プレイと地続きな視覚演出など、今では当たり前でも当時は斬新だったはずの挑戦をしているため、作り手の志の高さが伺えます。
 
 特に感心させられたのはミッションの一つ一つが広めのマップで、エリア移動などの区切りが無い点(一部強制移動エリアもありますが)。普通ならエリア移動処理をしそうな広さなのに一つ一つの巨大ステージの中でシームレスに展開、解決するためゲームの流れが途切れず好感触でした。
 
 

第二次世界大戦感が希薄

 
 期待していたほど第二次世界大戦の空気(及び戦場の雰囲気)を味わえなかったのは不満。最初のオマハビーチと使用する火器の種類、当時の資料映像など以外にはぼんやりとした第二次大戦イメージのみで、第二次大戦感がいまいち足りません。
 
 クワイア(多重コーラス)のBGMは豪華ですが、ストーリーは薄く、全体的にドラマ性に乏しいため音楽がゲームを盛り上げているかと言われると微妙です。単調なミッションに荘厳な音楽がバックで流れているだけで、その音楽がゲーム体験の領域でダイナミックには融合していません。
 
 

まとめ

 
 終盤のあまりにも理不尽な難易度の高さに何度も心が折れそうになりましたが、なんとか踏ん張ってクリアしたという個人的な思い入れ以上のものがありません。楽しかったというよりも辛かった印象だけが強く残る一本。
 
 
メダル・オブ・オナー 史上最大の作戦

メダル・オブ・オナー 史上最大の作戦