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エンタメ不感症の患部に巻く包帯

好きなものについて語るブログ

バトルフィールド4(PS3版)

ゲーム PS3 65点

 

トレーラー


 

点数:65点

 

※オフ専のためキャンペーンモードのみプレイ
 
 

短評

 フロストバイト3の力で大幅に表現力が向上したものの、レベルデザインが雑だったり、目新しさがほとんど皆無だったりとぱっとしない出来。
 
 

あらすじ

 
 中国民主化しようとした次期国家主席候補ジン・ジエが暗殺されたという情報がもたらされる。中国軍部は極秘裏にロシアと手を組み、ジン・ジエ暗殺によって騒然とする中国国内に戒厳令を敷き、事態の収集を図ろうと画策。そこに、アメリカ海兵隊の特殊部隊トゥームストーンに上海に潜入しVIPである正体不明の中国人夫婦の国外脱出を支援せよという極秘任務が下され、現地入り。すると、そこにはおびただしい数のチャン提督率いる中国軍がVIPを捜索するため展開していた。チャン提督が血眼になって追い求める謎のVIPの正体とは……。
 
 

表現力○ ドラマ×

 
 バトルフィールドシリーズのキャンペーン(オフライン)モードお約束のドラマ置いてきぼりでど派手演出ばかりが先行する雑な作りで、終始派手なだけで感情移入も何もあったものではありません。コールオブデューティシリーズがいかに映画的に映像演出と物語をハイレベルで両立させているのかがよく分かります。
 キャラにも部隊にも感情移入させず、かつ起こる展開に対して興味を持たせるような工夫をしないため、終始どうでもいい指示された流れ作業をこなしている感覚しかありません。
 コールオブデューティはまず敵を最初に見せ、倒すべきターゲットを認識させたり、世界が今どれだけ危機的な状況でそれに対してどのように対処するべきなのか説明してからミッションを行ったりと、まずプレイヤーに目的を意識させてからミッションに挑ませるという工夫がされていますが、こちらはそのような事前説明が皆無で、ひたすらよく分からないミッションを黙々とこなすだけで非常に味気ないです。
 
 ただ、フロストバイト3の表現力は絶大で、テクスチャの緻密さや、自然・人工物問わず、圧倒的な存在感を醸す高級感のある映像はそれだけで没入度を深める効果があり、画面を眺めているだけでうっとりさせられます(前作の3も充分過ぎるほど綺麗でしたが)。この品格の高い映像美はいかにもゲーム臭い画面のコールオブデューティでは味わえないため、どうにかドラマとリンクさせればとんでもないゲーム体験になりそうなのに非常におしい。
 
 

レベルデザインが不満

 
 見通しが広い場所で、延々と大量に湧く敵兵を処理するだけの非常に味気ないプレイ感のステージが多く、退屈気味。特殊なシチュエーションが少なく、凡庸な作り。ただ、攻略の自由度はそこそこ多様で、狙撃するもよし、突撃するもよしというバランスなので、あまりシチュエーションを限定し押しつけるタイプのイベント性を強めるよりも、プレイヤーに勝手に楽しんで貰うという放任のバランス設定なのだと思えばそれはそれで良しとも思えます。
 
 ただ、グレネードやらRPG(ロケット弾)やらが建物や遮蔽物を貫通してダメージを与えてくる仕様が非常に苛つかされます。高台に位置する敵がバンバングレネードランチャーRPGを撃ってくると、遮蔽物に隠れているのに平気でダメージを喰らい死ぬため、何のために身を潜めているのか分からなくなってきます。
 壁や遮蔽物など、マップ内のオブジェは攻撃を受けると破壊する仕様なため、多分その性で爆発系のダメージがやたら貫通しやすいのでしょうが、このゲームはオートセーブの感覚が長く、うっかり死ぬととんでもなく手前の箇所からの再スタートとなるため、しっかり体を遮蔽物の陰に隠しているのにも関わらず爆風で何度も殺されると、コントローラを投げつけたくなる衝動に駆られます。
 
 しかも、再スタートの度に武器やガジェット(サブウェポン)がリセットされるため、何度も何度も同じ手順をくり返し、装備を変更し直さなければならない仕様にもうんざりさせられます(ここはハードラインで改善)。
 
 

インターフェース、操作性周りがアップデートされている

 
 まず、前作は敵の攻撃で自分にどれだけ被ダメージが蓄積されているのかが非常に体感で分かり辛く、気づいたら死んでいたというケースが多発していましたが、今作は無難に体力(HP)を数字で表示するため、自分のダメージが把握でき、同じようなケースは起こりづらくなっています(体力を画面に表示してしまうこと自体は若干高級感を削いでいますが)。
 
 プラス、個人的に最も好感触だったのがリーンが追加されたこと。障害物や壁から少しだけ体を出す動作を自動で行ってくれるため、非常にカバー動作が快適になりました。この快適性を経験してしまうと、リーンのないゲームが少し苦痛に感じるほど。
 
 

まとめ

 
 不満は多いですが、相変わらず操作性は抜群でグラフィックも綺麗なため、プレイして損はない程度には楽しめました。
 
 PS3版は30フレームで、確かに同時期のコールオブデューティなどと比べるとカクカク動く印象ですが、キャンペーンモードをやるだけなら、それほど苦にはなりませんでした。早くPS4版の1080p・60フレームを体験したい。
 
 

 

バトルフィールド 4

バトルフィールド 4